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雨の日の墓石

ここのところ雨の日が多いように思いますが、梅雨前線の動きを見る限りまだ梅雨入りではないと、
昨日の夕方のニュースで気象予報士の方がおっしゃっておりました。
今もこんなに雨続きなのに、この後まだ雨本番の時期が控えてるのかと思うと、嫌でも鬱々とした気持
ちが湧いてまいります。
とりあえず明日から数日はお天気がいいようなので、本格的な梅雨入りの前に布団を干したりして
出来るだけ気持ちよく過ごせるよう工夫したいものです。
雨が降っているとどうしても出かけるのが億劫になります。
「そろそろお墓を建てたいから霊園に見学に行こうかな~」と考えていた矢先、雨天のせいで「また
来週にしよう」とご予定を見送った方もいらっしゃるかもしれません。
もちろんお天気の良い日にご見学されたほうが霊園を回るのには適しているかもしれませんが、お天気
の日に加えて、ぜひとも雨天時のお墓もご覧になられることをおすすめいたします。
晴天時と雨天時の霊園の環境の差異(足元のぬかるみや雨水の溜まり具合等)を見ていただくのも
もちろんなのですが、石屋としては墓石の状態の違いにも注目していただきたいのです。
天気が良く乾ているとき、雨に濡れているとき、もっと言えば曇りのとき、様々な状態の墓石を見て
いただくと、実際にお墓を建立される際、石材選びの手がかりになると思います。
石材には目に見えない細かい穴(細孔)が空いているため、雨に濡れるとその水分を吸います。
もちろんお天気になったら水は引きますのでご安心いただきたいのですが、乾いているときと濡れて
いるときとでは、だいぶ石の印象が異なります。
「雨の日になんてお墓参りに行かないから別にいいよ」と言われてしまったら元も子もないのですが、
単純に濡れているときの石もなかなか乙なものなので見てみてほしい!のです。
新しい石の魅力を発見できるかもしれませんよ。
知識のある方だと、石の吸水率を心配されるかもしれません。
白っぽい石ほど吸水率が高く、逆に黒っぽいほど低くなります。
吸水率の低い方が、石の変質・変色等の経年劣化を招きにくいため、基本的に色の濃い石の方がお値段
が高くなるというわけです。
じゃあ白っぽい石は選ばない方がいいのかしらと不安になられたかと思いますが、当社では長年墓石と
してしっかり実績があり心配のない石をご提案いたしておりますので、白かろうが黒かろうがその辺り
はご安心してお好みでお選びいただいて大丈夫です。
石の見え方の他に注目していただきたいのが、字彫の部分です。
黒い石は小さくてもははっきりと彫った文字が見えるのですが、白い石ですと細かい彫りは全く見えま
せんので、文字にペンキを入れることをおすすめいたしております。
問題なのはグレー系の石です。
晴れた日ならペンキを入れなくても文字が見えるグレー系の石だとしても、雨の日や曇りの日はどう
目を凝らしても見えない!といったことが起こります。
実際に天候の悪いときにご覧になっていただき、「うわ~、やっぱりペンキ入れないとだめだな」と
なるか、「晴れた日にこれだけ見えるならペンキ入れなくていいか」となるかは、これももうお好み
です。
雨の日にご見学いただきますと晴れた日との違いを他にもいろいろ見つけていただけると思います。
ついつい家に引きこもりがちになりますが、悪天候でも喜んでご案内いたしますので、ぜひご見学に
お越しくださいませ。