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花立等の石材を移動するときの注意

JR宇都宮駅に新たな餃子のPR像がお目見えしたそうです。
餃子を身にまとった白いワンコ「餃子犬じゅうべえ」。
昨年11月から1ヶ月間、JR渋谷駅にて宇都宮の魅力を伝えるお勤めをしていたとのことなので、
忠犬ハチ公をオマージュして作成されたのでしょう。
この度、都内での活動に一区切りつけ地元に凱旋したじゅうべえ。
JR宇都宮駅での任務も1年間らしいので、旅立つ前に一度お会いしたいなと思います。
餃子のPR像と言えば、皆さんご存じ、ビーナスと餃子を取り合わせたあの餃子像が頭に浮かびます。
テレビの企画で1994年にJR宇都宮駅東口に設置され、2008年に東口開発事業に伴い西口に
移設されました。
その移設の際、なんとなんとなんと、クレーンから落っことし、その衝撃で像の脚が折れて台座から
転げ落ち、地面に叩きつけられて胴体からまっぷたつに割れてしまったのです。
その後パテで修復され、無事に西口に移設されましたが、餃子像を落とした現場にいらっしゃった
職人さんたちのお気持ちを想像すると、なんともやるせない思いに駆られます。
プロフェッショナルな職人さんが慎重に慎重を期しての工事であったでしょうに、こういうことが
起こってしまうこともあるのです。
餃子像は大谷石を使った高さ1.6m、重さ1.7tの石像です。
落下してきたら受け止めることもできず、ただその惨状を前に呆然と立ち尽くすしかなかった
ことでしょう。
ちなみに餃子犬じゅうべえは、移設を繰り返すこと前提で制作されたのでしょう、
強化プラスチック製です。
墓石の部材も石でできていますので、たとえ小さなものでもなかなかな重さです。
石屋の職人でもない限り、クレーンを使うような大きな部材を動かすことはないと思いますが、
花立や香炉なんかをちょっと移動して、しっかりお墓のお掃除をしたいなーなんてことは
あるのではないでしょうか。
石材を動かす時に、注意するポイントがあります。
それは、「縦なら縦、横なら横」です。
動かす際には斜めに移動させないで、まずは縦方向に、それから改めて横方向に移動させる
2段階移動方法を取ります。
クレーンゲームのような動きを想像していただくといいと思います。
スッと斜めに移動させてしまいますと、思わぬところに石材をぶつけてしまう可能性が高くなります。
少しぶつけただけでも欠けてしまうことがありますので、注意深く動かしていただきたいです。
石が欠けるだけならまだしも、足の上に落としてしまったりしたら大怪我をする恐れもあります。
くれぐれもおしゃべりしながらなんて、気もそぞろに石材を動かさないでください。
石材を移動する先には毛布などの柔らかいものを用意して、その上に石材を置いておくことも
おすすめします。
直接地面に置いておいて倒れたら、これまた破損の原因になります。
香炉等を墓石の上で引きずって移動するのも、墓石を傷つけるリスクがあります。
ちょっと動かして下を拭こうかなというお気持ちになるかと思いますが、細かい砂や砂利が
墓石の上にありますと、それを引きずって墓石に細かな傷をつけることになりかねません。
できるだけ持ち上げての移動がいいかと思います。
ただ、本当にけっこう思ったより重いです。
あわてずゆっくりと移動し、丁寧にそっと戻していただきたいと思います。
ときに餃子像の話なのですが、後日談があります。
いちど西口にお引越しした餃子像ですが、場所が悪く目立たないため、2014年に2階デッキの上へ
再移動を計画されました。
前回のことがあるため、木枠で保護してさらに慎重に移転したものの、今度は間違えて後ろ向きに
設置してしまったのだそうです。
もはや失笑の広がる中、正面に設置し直して事なきを得たとの逸話が残されています。
餃子犬じゅうべえの様子を見に行った際は、こちらの餃子像にも労いの言葉をかけてあげたいと
思います。