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墓前にお供えするお花

開眼式等のご法要で使うお供物の準備をご依頼されましたら、どれをどこで購入するか、
お決まりのお店があります。
ちょっと特殊なものですので、「ああ、いつものあれですね」とわかっていただけていると
ありがたいのです。
お野菜や果物は箱に入れて熨斗をかけていただくのですが、いつもと違うお店でお願いすると、
店員さんの目が「??」となってしまったりします。
重ね餅は近くのお菓子屋さんにお願いしているのですが、昨日お伺いしたら柏餅をお茶菓子にと
いただいてしまいました。
ごちそうさまです。うれしい。
供花をお願いしているお花屋さんは、こちらが細かく指定しなくてもご法要の内容に合わせたお花を
用意してくださいます。
本日も開眼式用の供花をご依頼したのですが、墓前にお供えするとはいえお祝いである開眼式です
ので、上品ながらも華やかな色彩のお花をご用意いただきました。
ご協力いただいているお店の方々には大変お世話になっております。
いつもありがとうございます。
お墓にお供えするお花のお話しをいたしますと、多少決まりというかマナーがございます。
一般的に避けた方がいいとされているのは、バラなどのトゲのある花、彼岸花などの毒のある花、
ユリのような香りの強い花です。
トゲや毒のある花は、怪我や死を連想される他、ご先祖様に毒を供えることになる、あとは
実際にお供えする際に怪我をしてしまう恐れがあるという理由で避けられます。
香りの強い花は、虫が寄ってきたり、線香の香りを邪魔するといったデメリットがあります。
ユリなどは香りの他に花粉が多く落ちるので、お墓を汚してしまいます。
墓石に花粉の色がついて取れなくなってしまう場合もありますので注意が必要です。
他に、ボトッと首が落ちるようなイメージのあるツバキやサザンカなども避ける傾向があります。
黒い花も縁起が悪いということで敬遠する地域もあるようです。
上記のようにいくつかタブー視されている花はありますが、周囲に迷惑がかからないよう配慮すれば、
どの花をお供えしてはいけないとう厳密なルールはありません。
故人を偲ぶための供花ですので、生前好きだった花や色のものを選ぶのが一番良いと思います。
もしバラをお供えしたければトゲを取る、ユリはおしべの部分を除去するといった工夫をこらせば、
安心してお供えしていただけます。
でもやっぱり一般的にダメと言われているお花を供えるのは周りの目が気になるわという場合、
お墓を作る際にそのお花を彫刻してしまうのもいいかもしれません。
実際、華やかな印象になるバラの彫刻をされている方は多くいらっしゃいます。
ユリも上品で気品のある印象の花なので人気があります。
本日開眼式をされたお客様のお墓にはクローバーの彫刻を施させていただきました。
クローバーもお供えするとなったら難しいですから、お墓に彫刻してしまうのは
ナイスアイディアですね。
お墓に彩を添えるお花の彫刻、とてもおすすめです。
もちろんお花の他にも故人様のお好きだったものや風景も彫刻できますので、ぜひご相談ください。